カイロプラクティックについて
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カナダ生まれの米国人、DDパーマー(ダニエル・デービッド・パーマー)によって1895年(明治28年)によって創始された徒手療法です。ギリシャ語でカイロは「手」、プラクティックは「技」を意味します。
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<定義は…>筋骨格系の障害とそれが及ぼす健康全般への影響を診断、治療、予防する専門職であり、関節アジャストメントもしくは脊椎マニピュレーション(アジャストメント)を含む徒手治療を特徴とし特にサブラクセーション(神経系の働きを妨げ生理学的変化を起こす因子)に注目する。
<わかりやすく言うと…>カイロプラクティックは、背骨や骨盤の歪みを主とする骨格の異常を主に手技で調整し、神経の働きを良くして、異常な組織・器官の改善、健康増進を図る療法で、手術や薬物を使わず自然治癒力を重視した療法です。
人間の身体を主にコントロールするのは脳と各部位(組織・器官)との情報をやり取りする神経で、その働きが良ければ、身体の異常(症状など)が改善され健康になるという考えが基本にあります。
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カイロプラクティックは今世界80カ国以上で行われ、アメリカ、カナダ、イギリス、フランス、スイス、オーストラリア、ニュージーランドなど34 カ国で法制化されています。
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国連のWHO(世界保健機関)でも鍼灸と並び認められている国際的なヘルスケアで、世界中で最も普及している自然療法の一つです。
しかし、残念ながらまだ日本では法制化されていません。
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近年科学的研究も進み、アメリカ、カナダ、ニュージーランド、オーストラリアなどをはじめとする世界各国の研究機関でカイロプラクティックの安全性・有効性が認めれています。米連邦政府ヘルスケア対策研究局よるレポートはもとより、特に中立的で学際的な研究で知られるニュージーランドレポート、ランド・レポート、ケベック・タスク・ホ−ス(ムチ打ち症に対する有効性の評価)などは特に有名です。
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2005 年11 月にWHO により発行された「カイロプラクティックの基礎教育と安全性に関するWHOガイドライン」では、正式なカイロプラクティック教育は全日4 年制4200 時間以上の教育(うち臨床実習1000 時間)と決められています。カイロプラクティックが法制化されている国はもとより、法制化を目指す世界中の多くの国がこの基準を守り、安全で効果的なカイロプラクティック治療を行っています。
国際基準(=WHO基準)では、カイロプラクティック教育に医学部と同等の厳しさが求められており、特に基礎医学の知識は患者さんを安全に治療するために必須のものと位置づけられています。たとえば、腰痛一つとっても筋肉・靭帯・関節などが原因ではなく、内臓疾患や腫瘍などが原因のこともあります。患者さんの多くは原因がよく分からず来院しますから、医学知識は欠かせません。問診や検査を通して問題を鑑別し、ときにはカイロプラクティック治療を行わずに、すぐに適切な専門医を紹介しなければならないこともあります。その結果、病気の早期発見につながることも少なくありません。
また、カイロプラクティックの治療は非常に効果的で素晴らしいもですが、その反面技術の未熟さや、不適切な利用により状態を悪化させることもあるのです。ですから当然、時間的、内容的に十分な訓練を通して、安全・適切な治療技術の習得に励む必要があります。本来のカイロプラクティック治療技術の取得には膨大な時間がかかるもので、とうてい半年〜1,2年の短期間で習得できるものではありません。
このような諸々の理由により、WHOはただ有効性を認めるだけでなく、基礎教育と安全性のガイドラインを正式に発表しているわけです。
世界の多くの国では健康保険は、日本の国民皆保険とは異なり、自ら保険適応の範囲を選択して加入します。そのため特に腰痛、首痛において他の治療と比べて費用対効果の高いカイロプラクティックが浸透しやすく、また同時に、カイロプラクティックに対する要求も高いのです。
日本では、残念ながらまだ国が明確な基準を設けていないため、十分な知識・技術なく安全性を欠く治療が行われていたり、安全ではあっても本来のカイロプラクティック治療方法から離れた不十分な治療が行われていたりすることもあるのが現状です。
※日本には現在この国際基準(=WHO基準)を満たしたカイロプラクター(学位を持つ正規のカイロプラクティック施術者)は600人程しかいません。当オフィスでは国際基準を満たしたカイロプラクターが治療を行なうので安心です。
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